メディカルスクールに向けた大事なアクティビティ(翻訳記事)

2014年8月15日投稿
元記事(Link): Activities for Medical School – Which are important?
著者(author & attribute): Hanna Erickson


Q:私は数年後にメディカルスクールを受ける予定で、どのような活動を経るべきか悩んでいます。どのような活動が重要でしょうか。メディカルスクールは何を、いつ頃の経験まで(高校、夏休みなど)、見ているのでしょうか。どのようにAMCAS(American Medical College Application Service)に整理すべきでしょうか。

A:メディカルスクールへの応募において最も重要なのは、それらの活動があなたにとって重要なものであるということです。それらはあなたの性格を表しており、おそらくリーダーのポジションをとるなど、あなたが身を捧げた活動でしょう。これらは必ずしも医学に関連する必要はありません。例えば、私はマーチングバンドやペップバンド、社交クラブに所属していました。私は願書にそれら全てを記載し、マーチングバンドをその中でも最も意義ある活動としました。メディカルスクールの入学審査会はあなたが物事に没頭できるかという点を見たいと考えており、私はそれをマーチングバンドのリーダーとなったこと、社交クラブの代表になったことで明示しました。
全ての活動が医療に関係しちえる必要はないですが、医者のシャドーイングや病院のボランティアであったり、医者として将来やるであろう仕事に関連する経験を増やせる活動を探すことは良いアイディアでしょう。
このような活動は、単に経験リストに加わるのみでなく、応募時のエッセイやインタビューにおいて、あなたがなぜ医者になりたいのかという主張を強固にするストーリーを獲得することにも繋がります。メディカルスクールの入学審査会はあなた自身が何に夢中になるのか自覚しているかを見たいのでしょう。
どれだけの過去の経験かについて、メディカルスクールの入学審査会は、一般的に大学入学後の活動しか見ないでしょう。そうは言いつつも、私は病院でのボランティア活動は、高校の早い時期に始め、大学の終わりまで一貫して関わり続けたことであるため、高校時の活動を多少加えました。一般的なルールとして、大学入学までに終えた活動は本当に良いものでない限り含めないほうが良いでしょう。
また、ワーク・アクティビティのセクションはただ趣味だけのものでないことに気を付けましょう。あなたの活動の記録としては、CV(一般的にレジュメの長いバージョン)を書きパソコンに保管しておくと良いでしょう。そうすればあなたは定期的に見直してアップデートできます。CVの各活動については、活動の詳細とどのように関わったかを忘れないように記載しましょう。これは推薦者にあなたのことをよく知ってもらい、力強い推薦書を書いてもらうために渡す、といった他の活用方法も出てきます。
 
Q.MD/PhDプログラムは一般的なメディカスクールと違って、(もちろんん研究活動は除き)どのような活動を見ているのでしょうか。ボランティア、クラブ活動、旅行などはMD/PhDにおいても同様に重要なのでしょうか。また執筆においては何が重要で、何をレジュメに含めるべきでしょうか。
基本的に、MD/PhDプログラムに入るには、MD/PhDの入学審査会に加えて、メディカルスクールの入学審査会を通過する必要があります。つまり、あなたは一般のメディカルスクールの入学審査会も説得する必要があり、リサーチ以外の活動があったほうがより通りやすくなります。
どの入学審査会においても、アクティビティのような応募要件は設定されていません。私がこれまでに携わった入学審査会では全て、各応募者を一個人として見ており、複数カテゴリーのアクティビティリストを満たしているかチェックしていくようなものではありません。病院でのボランティア活動のように、もしあなたのアクティビティで、あなたが何に夢中になるのか自覚していることを委員会に示せれば、少なくとも1つの組織において時間外であっても深く関与してくれるといったように、大きく貢献してくれるであろうし、楽しんで他の人々の世話をできるであろう。それがどのようなアクティビティであるかは重要ではありません。
MD/PhDへの進学において、しっかりとした研究経験は必要不可欠であるが(一般的に1年間のフルタイムでのリサーチの同等以上が期待される)、何か示せるものがあれば、ラボで働くことへの後押しとなります。例えば、私は夏の研究フェローシップと、学部での研究に対する研究補助金が与えられました。これにより私は自分の仕事が価値を生み出すことを十分に約束していたことを示すことができました。
もう1つの研究実績を強化する方法は執筆です。一般に科学と医療において、執筆というのは、執筆者としてあなたの名前があり、ピアレビューのある情報誌に掲載された論文です。論文にあなたの名前があることは、研究経験があることを示すだけでなく、論文に貢献できるだけの生産性を有することを示しています。しかし心配する必要はありません。メディカルスクールに応募するまでに論文を執筆している人はほとんどいません。
私が出願書類に書き加えた、カリキュラム以外の活動についても聞かれたので、こちらに示します。

  • * 医療クリニカル化学ラボでの研究活動
  • * ミネソタ大学のマーチングバンドのリーダー
  • * 病院でのボランティア経験
  • 男子ホッケーチームのペップバンド
  • 遺伝工学研究室での研究活動
  • ターゲットでのレジのバイト
  • 学部時代の研究フェローシップの受賞
  • 学部研究補助金の授与
  • 社交グループのリーダー
  • アパートの受付のバイト

※この記事は著者に許可を頂いて翻訳・掲載しております。

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