医師になる理由(翻訳記事)

2014年10月20日
原文(link): Why Medicine?
著者(author & attribute): Hanna Erickson
※この記事は著者の許可を頂いて、翻訳して掲載しております。


Q.なぜ医師になりたいと思ったのか。これまでに他の職業も考えたか。
これまでの人生のとある時期(主にメディカルスクールの選考とインタビュープロセスの間だが)、単に同じ質問ばかりされるために、私はこの質問が嫌いであった。しかし本当は、私はこの質問が好きである。なぜなら、改めて私が今していることの理由を考えさせてくれるからである。

ルアンダ・グラゼッタの「医療は他のどんな職業もイメージできなかった人がする仕事だ。」という言葉が、同じ考えを持つ医学部進学課程の学生や医学生らによってTwitterとTime中に広まったのを見たことがある。しかし私は全くもって反対である。少なくとも私自身の状況に関しては。
私が将来を真剣に考え出してから(いつも将来の計画を綿密に練ることにこだわり過ぎていており、小学校の終わり頃に始まった)、私のキャリアゴールは主に医療、薬学、研究の3つで構成されていた。もっと幼い頃はインテリアデザイン、建築も候補であったのだが。その頃は単に、変化を生み出すことができると感じたことを理由に、政治やビジネスリーダーも魅力的なポジションであった。
「変化を生み出す」。それが全てのキャリアゴールの根源であった。(建築とインテリアデザインは違うが… 私はただ可愛い家が作りたかった。)医療と薬学では、人々を健康にすることで彼らの人生に変化を生み出すことができる。研究においては、人々の生活に変化をもたらすように適用可能で、一般常識に変える発見をする可能性を秘めている。政治においては、ヘルスケア政策において特別利益団体によって国に多くの恩恵をもたらす政策を制定することによって変化を生むことができる。ビジネスリーダーなら、企業を成功に導き収益向上の目標を達成することで、非営利の慈善団体に特別な利権を与えることができる。
このようなキャリアの選択肢を模索する中で、私の関心はより洗練され一方を選択していった。薬学への関心は、治療法の開発に関連した研究をしたいと願っているように、変わっていない。政治への関心は、今なおヘルスケア政策に関心があり、医師としての立場を活用して人々を教育し、築き上げられたヘルスケアシステムに変化を生みたいとの望んでいるように、変わらない。リーダーへの関心は、リーダーシップスキルをビジネスに活用し、いつの日か自身のラボを運営するときに使うという意味で変わっていない。実際、このような他の関心事は、私がより良い医師を目指す原動力になり続いている。
ではなぜ、医療は特別なのか。始めに、人体は美しいほどまでに複雑であり、その過程や特に病理のコントロールを求めることが驚くほど難しい。これは大きく励みになり、私が死ぬ日まで自分の仕事に情熱を持ち続けることができると思える挑戦である。2つ目に、医療によって私は人々と繋がることができ、仕事に意味を持たせてくれる。最も普遍的な欲求である健康を実現するお手伝いをすることができる。
他の色んなことをしている自分をイメージできるが、単に私にとってベストな選択だったから医療を選んだのだ。

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