医学部学士編入試験 受験の反省点とTips

編入試験受験に関して、私自身1年目に失敗した経験をもとに、留意すべきポイントやアドバイスを整理してみた。

1. どこの大学を受けるか

試験日程が大学によって異なり、早いところは5月、遅いところは12月まで続く試験のため、どの大学を受験するという戦略作りが重要。第一志望にピークを持っていけるように、マイルストーンとなる受験を半月前、1ヶ月前に置くべき。

一方で、願書の作成にも手間がかかるため、たくさん受け過ぎるのも現実的でない。また、集中がずっと続かずマンネリ化する恐れがあるため、2〜3ヶ月にプランを絞るべきである。

従って、確実に受験したい大学に数校に加え、その筆記試験や面接の予行練習ができる大学を受験すべきである。

 

2. 仕事をいつ辞めるか

仕事と両立しての勉強は非常に精神的にきつかった。特に残業が多い仕事であれば、平日は仕事に追われ、休日は勉強に追われるため、よほど切り替えが上手でない限り、精神崩壊し兼ねない。

また、編入試験は先の見えない試験と言われる通り、どんなに実力を上げよう全ての出題範囲の勉強を網羅することは不可能で、確実な合格がない。そのため、基本的にはリスクを取らず、仕事と両立して勉強を進めることをお勧めする。

合格したとしても、4月入学の場合、半年間で正社員として雇ってくれる企業はほとんどない。少しでも学費・生活費を稼ぐ上でも会社は辞めないほうが良い。会社には迷惑な話だが。

 

3. 勉強計画の立て方

高校3年時の大学受験と基本的な勉強のノウハウは共通する。そのため、学習法についての本は受験においても大変参考になった。私は以下のようなノウハウ本を参照した。

特に効果的であったのは、以下のポイントである。

  • 生物はまずイメージから掴むべき
  • 記憶に残りやすい科目から先に勉強すべき、残りにくいものは、早く勉強しすぎても意味がない
  • 夜寝る前に復習の時間をとること

私は一般的なことであるが、以下のような勉強計画を立てた。まず半月に1度の受験となるように受験大学を選定した。各マイルストーンが終わるごとに、その次の受験までの勉強計画を定める。しかし毎日予定通りに勉強が進むわけではないと思うため、3日に1回は勉強計画を立て直し、軌道修正を図った。

<勉強計画例: 順に5月時点、6月時点、7月時点>

  

 

4. 編入試験のライバル・同志についての情報収集

KALSのスクールは東京、名古屋、大阪しかないため、同じ志を持つ勉強仲間が作りにくい。またそれゆえ周囲のライバルたちの勉強の進捗状況であったり、受験の進捗であったりと、情報が手に入りにくい。

私はStudyPlusという勉強管理アプリを使い、勉強仲間を作った。医学部編入のコミュニティなどがあり、意識の高い同志の勉強時間であったり、勉強内容を見ると大変刺激になる。当時のライバルが使っていた参考書もいくつか活用させてもらった。

また、編入試験のセミナーが貴重な受験を考えている者同士の貴重な出会いの場である。地方において、そのような同じ考えや目標を有する仲間が一斉に会する場は年に数回である。そのような交流は主催者側が意図するものではないが、この貴重な場をみすみす逃してしまうのでなく、積極的に話しかけてネットワークを作るべきである。

また、編入試験の受験会場でも、人によっては受験者同士の交流がある。私は受験後のタクシーの相乗りを言い訳に数人の受験生と繋がり、入学後も続く関係を築くことができた。また少数となった面接後帰りも話しかけやすい。同じ目標を志すまたとない出会いの場であるため、確実にそのような機会を通して、繋がっておくべきであると思う。特に同じ大学を目標とする受験仲間の存在は、自分の励みとなった。

 

5. モチベーション

勉強は個人戦のため、モチベーションのコントロールは非常に難しい。特に仕事と両立する人は、休みのない孤独な戦いとなる。以下が私がモチベーションを維持するためにとった方法の例である。

  • 受験仲間を作り、お互いの近況報告の場を設ける
  • 勉強している人が多くいる環境に身を置く。私は有料自習室を使ったが、意識高く勉強する多くの社会人の姿が大変励みになった。
  • 合格した将来を思い描く本を読む、ネットを漁る。
  • 過去の合格者や医学部を卒業した友人の話を聞く。皆口を揃えて応援してくれ、編入こその意義を考え直させてくれた。
  • 家族や仲の良い友人、上司や会社の先輩に目標を公言し、退路を断つ
  • 会社を辞める

 

阪大医学部編入試験における留意点

1回目の阪大医学部受験時の反省点と気をつけてほしいポイント

  • 生命科学よりも物理、化学が差がつく要因であった。生命科学はそこそこベースのある受験者層であり、あまり点数差のつかない生命科学に勉強の比重を置き過ぎであった。
    →物理・化学を重視して勉強すべき
  • テスト慣れしておらず、テスト中の時間配分や解答の進め方に対する意識が欠如していた。きちんとテスト等の演習をとり、時間配分や進め方に対する意識を取り戻して置くべきであった。
    →仕事と両立する人は、テスト形式の演習時間をきちんと取るべき
  • 英語では差がつかないと高を括り後回しにしすぎたせいで、英文を読む時間が大幅のロスとなった。生命科学の大問1つが英語であったため、大きく点数をロスしてしまった。
    →英語も他教科と同程度に勉強が必要

2回目の阪大医学部受験における気付き

  • 物理の大問2つとも(振り子の極座標での運動方程式、振動・波動)、一度解いた経験があれば解ける問題であったため、点を取り損ねた。
  • その他は物理だけあまりレベルは変わらず、他教科は異様に易化した問題が多く見られた。毎年レベルがバラバラであり、勉強したことがきちんと反映されないことへの憤りを覚える試験だと感じた。

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